寒っ!
今日のNYは、いよいよ本領発揮、最高気温0℃、今はー2℃、体感気温はー7℃だっ!まさにNYらしいジャイアント冷凍庫状態。
でも今までが暖かかったのよね。そして、今は通勤して行くところもなく、家にこもれる素晴らしい身分のわたくし。通勤の皆さん、窓から見るとニット帽子か耳当て、ダウンのフードかぶり、状態でした。かわいそうに。
さて、先週の土曜日の夜、アーティストのMAYA MAXXが行ったpublic paintingのイベントに行ってきました。これは、こういうことにアンテナの効く業界のお友達が誘ってくれたもので、同じマヤでもうちのお嬢のマヤは主人とお留守番。うひひ。
ミッドタウンを西へ。こんなところに?というビルにあるあまり広くないアーティスト用のスタジオで、すでにMAYA MAXX嬢はウォールペインティングを始めてました。
(携帯で撮った写真なので、画質は許してね)
このペインティングスタイルは彼女日本のあちこちで行っているようだけど、彼女がいろいろ聴衆に語りながら絵を完成させます。今回は1ヶ月だけNYに滞在で、あくまでプライベートな予定だったけど、ということで、画材は全てこちらで調達したそう。
彼女、なんと再来年の2008年に文化庁の芸術奨学金(みたいなの?)を受けて、NYに一年来るのだそうです。で、「全ていったんリセットしたいと思って。もう日本には帰らないつもりです。」と淡々と語ってた!45歳で、日本であそこまで成功して、リセットか。でも、上に上り詰めた人ならではの行き詰まり、というのもあるんだろうなあ。そんなの経験してみたいけど。。
素顔はとってもシャイな人らしく、なんだか顔が赤いと思ったら、窓際に赤ワインを飲んだ跡のあるグラスが。。。お酒でもひっかけないとしゃべれないってかわいいね。自分の絵を描く上での哲学、その他いろいろ語ってくれた。「写真もどんどん撮ってもらっていいですから」など、オープンなのがアーティストにしては珍しい好感度。
前列には来てた人たちの子供たちがずらりと並び、床に置かれた紙に一心に絵を描いてた。しずかに。観衆は、日本人が2/3、でもその他は外国人(フランス語も聞こえたので)だったんだよね。不思議な顔ぶれ。内輪のサポーターが自腹でやりました、的な“町内会的”な感じ。そして、日本ではとっても有名な人がこんな地味なところで見られるのも、NYのパワーなんだろうな。
ちなみにMAYA MAXX、美大出身ではなく、27歳の時に“突然”絵が描きたくなり、独学で絵を始めたのだそうですよ。たしかにね、アートは自由なんだものね。
ちなみに絵のモチーフはサル。男女のサルがそっと手を結んでいるところ。
久しぶりに子供以外の話題を書けて、なんだか嬉しい。イベントに連れ出してくれた友達にも感謝!です。